人々の関係性により変容する、
空気を読む “イス”型イルミネーション。
本作品は、
象の鼻パークに設置されている石のベンチを用いた、
座る人同士の関係性により光量・色といった環境を変容させる
ベンチ型の「空気を読むイルミネーション」である。

通常時は、ベンチはそれぞれの色で光り、
石のワイヤーフレームを模したイルミネーションとして機能する。
体験者が着席すると、
座ったタイミングに応じてカップル・友人といった特性を判断する。

例えば、カップル同士の場合同じ色になったり、
より近しい関係であると判断された場合は、
空気を読んで徐々に光量を下げることで、
体験者たちのムードを高める。

象の鼻パークに設置されている石型ベンチは、
かつてこの地で堤防として利用されていたものであり、
その風合い・形状には「時」が刻まれている。

この時の流れを夜間も感じることができるよう、
非着席時はぼんやりと石の輪郭線を繰り返し発光させることで、
来場者にはおだやかな海の波や、
時の流れを視覚的に感じてもらうことができる。


Exhibition
スマートイルミネーション横浜 2014
日時: 2014.10.30 – 11.03
場所: 神奈川県横浜市 象の鼻公園
詳細 : https://smart-illumination.jp/

Collaborators
デザイナー: 手塚 健太郎