鳥居をくぐりぬけ、社殿へ向かう間にある表参道。
そこは、現世とも神域とも区別することのできない、
特別な空間であり、
私たちの目に見えないさまざまなものが存在しています。
今まさにそこにいるもの、
もう居ないけれどもかつてそこに居たもの、
今もまだいるけれど、
あなたが存在に気づいていないもの、
彼らの紡ぎあげてきた時間、
“気配と余韻”を感じられる空間を作りました。
本殿へと歩みを進めるたびに、
皆々があなたを歓迎してくれることでしょう。
それは、すぐには気づかないかもしれませんが、
焦らずに、構えずに、すべてを受け入れてみてください。
きっと、新しい世界が見えてくるはずです。
何もかもが見えすぎて、説明できすぎてしまう今の時代に、
見えないものに思いを馳せ、恋してみませんか。
This sound and light installation were set up at Kuni Shrine in Kyoto Prefecture, using the sandou or the holy path from the Torii gate to the main shrine.
In the Shinto religion, there are many gods and it is believed that the gods use this special path to go between our world and theirs. As we walk this path, there are things that exist which are visible or invisible to us.
With this installation, I wanted to express the existence and the afterglow that have been created by people, animals and gods who have walked this same path in years gone by.
When visitors walked on the sandou, the stone lanterns on each side of the path would light up and fade out as they passed by.
The kehai or presence of the visitor was expressed by the brightness and the yoin or afterglow was expressed by the dimming.
コンセプト、空間デザイン、ハードウェアデザイン、システム構築
自然と光の体験型ミュージアム ~ 穴井佑樹デジタルアートの世界 〜
日時: 2019.07.23 – 09.16
場所: アートプラザ